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タケゲンは江戸時代から続く米農家です。
江戸時代から連綿と受け継がれてきたノウハウや途切れることがなく続く連続性を伴う村とタケゲンの歴史自体が大切な財産となっています。

その大切さを再認識してくれる本があります。

「手仕事の日本」 柳宗悦 著

大切にしたい未来がここに記されてあって、タケゲンのコンセプトが明確になりましたので紹介します。

手仕事の日本 柳宗悦著

農村の価値、歴史とは何なのか、柳は本書の中でこう表現しています。

私たちは日本の文化の大きな基礎が、日本の自然であることを見ました。何ものもこの自然を離れては存在することが出来ません。しかしもう一つ他に大きな基礎をなしているものがあります。それは一国の固有な歴史であります。

それはこの地上における人間の生活の出来事であります。それが積み重なって今日の生活を成しているのであります。ですからどんな現在も、過去を背負うているといわねばなりません。吾々は突然この地上に現れたのではなく、それは長い時の流れと、多くの人々の力とによって徐々に今日を得たのであります。

どんなものも歴史的なつながりがあって存在しています。日本は二千余年、タケゲンはその十分の一程度の齢を重ねて今日に至ります。
ただの農家がある時から観光分野に入り、家族みんなで宿泊を事業として50年経ちました。
他の多くの観光事業者と競争するのではなく、先祖から受け継いだ歴史と時間を大切にした独自のサービスを提供することを心がけています。

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